~ハイドアのメリット・デメリット~

今回は、ハイドアのメリットやデメリット、おすすめの設置場所などについてご紹介いたします。
ハイドアとは?ハイドアの種類
ハイドアとは、床から天井の高さまでのドアのことです。天井高に合わせてドアの高さが決まります。
建具には開き方によって、開き戸、引戸、引き込み戸、折れ戸など、さまざまな種類がありますが、基本的にハイドアでも主要な開き方には対応しています。
また、ハイドアの場合は、枠やレールの仕様によって印象が大きく変わるため、枠やレールの見せ方によって、タイプが分かれます。
・枠のない上吊り引き戸のハイドア
・枠のない開き戸のハイドア
そのほかにもデザインによってはあえて枠を残して存在感を強調することもあります。
また、ハイドアに向かないドアのタイプもあります。例えば、ドア自体のデザインにガラスが入っていたり、戸・障子などの周囲のわく「框(かまち)」にデザインが入っていたりする場合、ハイドアにすることでデザインのバランスが悪くなることがあります。そのため、気に入ったデザインのドアがあっても、ハイドアがラインアップされていないケースがあります。
ハイドアのメリット
開け放つと開放感がある
枠のない引戸のハイドアで、レールが目立たないように処理されているものを開け放しておくと、床も天井も隣の部屋と空間がつながって見えて、広がりが感じられます。これがハイドアの最大のメリットです
空間がすっきり、スタイリッシュに見える
空間をすっきり見せるには、いかにラインを減らすかです。一般的なドアを設置する際には、下がり壁(垂れ壁)になるため室内にラインが増えますが、ハイドアにすることでラインを減らすことができます。枠なしにすればさらにラインが減って、すっきりスタイリッシュに見えます
デメリット
・ドア単体ではコスト高になる/・開閉が重たい/・音や光、冷気がもれやすい
おすすめの設置場所は?
リビングの間仕切り
ハイドアは、開け放して使うと特に効果的です。そのため、リビングと隣の部屋の間仕切りに使うのがおすすめ。枠やレールを目立たないものにすれば、より空間の広がりが感じられます
玄関ホールや階段ホール
家の中に入ったときの第一印象は非常に大事です。そして、空間を印象づけるのにハイドアは効果的。玄関ホールや階段ホールにハイドアを設置することで、住まい全体の印象アップが図れます
クローゼット
クローゼットは、上の方に枕棚(まくらだな)という棚があるのが一般的です。枕棚の高さは床から1.8mにすることが多いのですが、そうすると枕棚の上のスペースは50~60cm空きます。一般的な2mの高さのドアだと枕棚の上に置きづらいものも、ハイドアにするとスムーズに置けます
LDKに隣接したパントリーや洗面所
今は、家事動線を考えて、パントリーや洗面所をLDKとつなげる間取りが多く、そういった場所にハイドアを使うのもおすすめです。来客があるときは閉めて、普段は開け放して使えば、機能的ですし抜け感も得られます
まとめ
・以上ハイドアについてご紹介いたしました。ぜひ参考にしてみてくださいね!
