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~フローリングとはどんな床材~

新築やリフォームでもよく使われている「フローリング」

 

今回は、フローリングの基礎知識、長持ちさせるポイントについてご紹介いたします。

 

 

 

はじめに


 

 

フローリングとは、木材を使用した床材のことです。

 

従来の日本の住宅の床材と言えば畳が一般的でしたが、

近年はメンテナンスのしやすさや張替えのしやすさから、フローリングが選ばれています。

 

 

 

 

フローリングは天然木からそのまま切り出した無垢材を用いた「無垢フローリング」と、

下地の合板に木目調の素材を張り付けた「複合フローリング」の2種類があります。

 

 

 

無垢フローリング


 

無垢フローリングは、オーク、パイン、ヒノキなどの天然木を丸太から切り出したままの状態で使用する床材です。

 

天然木ならではの踏み心地やぬくもりがあり、木が持つ調湿機能により、室内の湿度が一定に保たれます。

 

また、年月を経るにつれて色が変化していく「経年変化」により、

無垢材独特の味わいが出るという魅力もあります。

 

 

 

 

複合フローリング


 

複合フローリングは、複数の木材を接着剤で張り合わせた合板の上に、木目調の化粧材を張りつけた床材です。

 

使用する化粧材によって「挽き板」と「突き板」、「シート」の3つのグレードに分けられ、

それぞれ仕上がりや価格が異なります。

 

また、遮音性や防水性など、表面加工によってさまざまな機能を持たせることができます。

 

 

 

 

フローリングの特徴


 

フローリングは木を使用しているため、湿度や温度など住宅環境の影響を受けやすい床材です。

とくに天然木を使用した無垢フローリングは、収縮しやすい特性を持っています。

 

 

1.床鳴り

 

床材の接合部(さね部)は、湿度による木材の伸縮を考慮して、接着剤ではなくはめ込み式となっています。

 

木材は湿気を吸収・放出する性能があるため、接合部の隙間が空くと、「ギシギシ」という床鳴りが起こります。

 

 

2.虫食い

 

フローリングは製造過程において高温・高圧処理が施されますが、

流通段階や施工後の住宅環境によっては、ヒラタキクイムシの幼虫やシロアリなど、

フローリングを侵食する虫の被害を受けることがあります。

 

 

3.反り・突き上げ・目スキ

 

木材が持つ収縮機能により、床板同士の反りや突き上げ、目スキ(継ぎ目の隙間)ができることがあります。

 

木の性質による自然現象ですが、湿度のコントロールやワックスがけなどで、ある程度対策することができます。

 

 

4.経年による退色・変色

 

無垢フローリングの項でも解説しましたが、天然木は熱や紫外線によって変色や退色を起こします。

とくに直射日光が当たる場所は退色や変色が進行しやすくなります。

 

しかし、退色・変色は「経年劣化」というよりも、木が年月を重ねることで深みのある色へ変化していく

「経年変化」と捉え、フローリングの魅力の一つにもなります。

 

 

 

フローリングを長持ちさせるためには?

 

フローリングを長持ちさせるためには、水気と乾燥への対策が重要です。

いくら調湿効果があると言っても、こまめに手入れをしなければ、ひび割れや変形の原因となります。

 

水をこぼしてしまったときはすぐに拭き取る、加湿器などで部屋の湿度を調節するなど、

早め・事前の対策でフローリングを長持ちさせましょう。

 

 

 

まとめ


 

フローリングは手入れが楽で、施工のしやすさ、メンテナンスのしやすさから、

近年では主流の床材となっています。

 

フローリングを長く、きれいに使うためにも、

木材が持つ性質のメリット・デメリットを踏まえ、正しくお手入れを行っていきましょう。