6月7日　見方　考え方

目の前に１００円硬貨が1枚ある。この現象は誰の目から見ても同じで

１００円は１００円。

でもそれを見た人が、１０円硬貨１０枚分の価値と考えるか、

１０００円の１０分の１と考えるかで目の前の１００円硬貨の価値

はきっと違ってくるはず・・・・

そんな事って、よく有りませんか？

少し前のテレビの番組でガーナのカカオを収穫する農場で働く幼い兄弟の

話をやってました。

その少年達はカカオがチョコレートになる事は知っていても、

チョコレートを食べた事は無いそうです。

学校にも行くことが出来ず、農場で働く毎日の中で、その幼い兄弟の

お兄ちゃんは、弟を学校に行かす事を夢見て毎日重労働をこなします。

僕たちはテレビから流れる映像を見て、悲観な印象しか伝わらなかった

けど、その少年達は立派に夢をみて働いてました。

自分達の目線で、その少年達を見ているのと、その少年達の目線で

目の前の現実を見るのと、多分全く違っているんだろうなと思います。

確かに日本人の子供と比べれば決して恵まれた生活とは言えないけど、

自分は学校に行かなくても、働いて必ず弟を学校に行かせるんだ。

と語ったお兄ちゃんの優しさは、今の日本人が失いかけている

大事な心を立派にそんな環境の中でも培っている現実は、

素晴らしいものだと思います。