2024.11.25

減災の事

#快適な住まいづくり
減災の事

はじめに

近年の異常ともいえる大雨・酷暑に各地で被害を出した地震・台風などの自然災害に対して備えをされている方も多いかと思います。
防災減災について考えてみたいと思います。

減災とは

まずタイトルにもある減災。聞いたことはありますか?防災は災害自体を未然に防ぐ、被害を限りなく0にする取り組みで、例えば川が氾濫しないように堤防をつくったりすることです。それに対して減災とは災害の予測は難しく被災を0にすることは難しいという考えのうえ、被害をできるだけ小さくする取り組みです。災害が起こることを想定しているのが防災との違いです。

7つの備え

減災について内閣府の出している資料、『減災の手引き』に7つの備えが紹介されています。

  1. 自助、共助

  2. 地域の危険を知る

  3. 地震に強い家

  4. 家具の固定

  5. 日ごろからの備え

  6. 家族で防災会議

  7. 地域とのつながり

もしもの時に冷静でいられるためには、これらの事前の心構え・情報知識の共有が大事です。一人一人が意識すること、身近な人たちと一緒に考えること、地域で取り組むことで災害に対応していこうという考えです。
※内閣府防災情報のページ 減災の手引き

家の中の危険

地震で家具が転倒し避難できない、そのような状況を避けるためにも突っ張り棒や金具を取り付けて家具の転倒防止対策をしましょう。高い位置に設置する事が多いですし自力での設置が難しい方もいらっしゃると思います。名古屋市では、自力で家具転倒防止対策が困難な世帯に対する支援を行っています。
※名古屋市 家具転倒防止ボランティア派遣事業

これからリフォームをされる場合は、その際に収納を壁に固定する造り付け家具にするのがお勧めです。物の出し入れをしやすい収納は備蓄品の入れ替え管理も楽になります。使いやすい収納は毎日の暮らしの中でも役立ちます。揺れによって中のものが飛び出すことを防ぐ耐震ラッチも取り付ければ家具も倒れず、中身も飛散しない安心安全な自分好みのデザインの家具にすることができます。

窓廻りの危険

地震や台風によって窓ガラスが割れる事によりケガをしてしまう。そういったことを防ぐためにも雨戸やシャッターの点検確認もしましょう。雨戸・シャッターがない窓にも、後から付けることができる物もあります。
※LIXIL リフォームシャッター
※LIXIL リフォーム雨戸

まとめ

それぞれが災害に対してすぐに取り組めること、MIYABIがお手伝いできることの紹介でした。他にも色々とお手伝いできる事があります。リフォームする際に考える視点の一つとして減災のことも考えてみてはいかがでしょうか。