2025.11.18

暮らしが整う、玄関アイデア

#快適な住まいづくり #暮らしの工夫
暮らしが整う、玄関アイデア

家に帰って最初に目にする空間となる玄関は、家の第一印象を決める重要な場所です。日々の暮らしのリズムをつくり、気持ちを切り替える役割も担う大切な場所でもあります。

けれど実際には、靴や荷物が集まりやすく、つい散らかりがちなスペースです。だからこそ、玄関を少し整えるだけで、日々の暮らしがぐっと軽やかになり、住まい全体が心地よく変わって行きます。

年を重ねるにつれ、ものの持ち方や暮らし方を見直す機会も増えています。仕事や子育てがひと段落し、自分らしいペースで過ごせる時間が生まれると、「住まいをもっと快適にしたい」「整った空間で心豊かに暮らしたい」という想いが自然と湧いてくるものです。

玄関は、その一歩にふさわしい場所と言えると思います。

 

しまう場所を決めると、玄関のストレスが減る

玄関が散らかる一番の理由は、「戻す場所がない」こと。

靴、傘、カバン、宅配用のハサミやダンボール、掃除用具、雨具、趣味の道具・・・。毎日のように使うものだからこそ、使った後の”帰る場所”を決めるだけで大きく変わります。

たとえば・・・


・靴は、季節ごとにローテーションし、残りは扉付き収納へ

・よく使う上着は、玄関ホールのハンガーに

・雨具は、乾燥するまでアイアンバーに引っ掛けておく

・掃除用具や外部用品は、可動棚などの収納内に隠す


など、動線に沿った収納をつくることで、毎日の動きがスムーズになります。

玄関スペースを有効活用し、快適な暮らしを実現する上で使いやすいのがシューズクロークです。

靴だけでなく、アウトドア用品、防災グッズ、ペット用品、荷物の一時置きスペースなど多目的に活躍し、玄関をすっきり見せてくれます。扉やロールスクリーンなどを付けると、来客時も隠せるのでおすすめです。

 

ベンチやカウンターが、玄関の使い心地を高める

玄関にちょっとしたベンチがあるだけで、


・靴の脱ぎ履きがラクになる

・荷物を置いて整理しやすい

・帰宅後の一息の空間になる


など、暮らしの質が大きく変わります。

また、飾り棚やカウンターを設ければ、花や季節のしつらえやディスプレイを楽しむゆとりも生まれます。家に帰るたび、心がふわっと和らぐような、小さな癒しのスペースがあると毎日が少し豊かに感じられます。

 

ライフスタイルに合わせた空間に

「玄関は毎日出入りする場所で、ゲストをおもてなしする場所でもあるからこそ、使いやすさや心地よさを考えて整えたい。」

そのような方には、間接照明を仕込んだり、好きな素材を取り入れたり・・・、家全体の雰囲気とつながるデザインにすることで、玄関が暮らしの中心になっていきます。

さらに先々を見据えて、


・段差をできるだけなくす

・玄関ベンチにアイアンの手すりを取り付ける

・回遊性のある動線にする


といった配慮を加えると、安心して長く暮らせる住まいに変わります。

無理に老後の備えと構えるのではなく、今の暮らしを快適にする工夫が、未来の安心につながる、そんなイメージが大切ではないでしょうか。

 

玄関を整えることは、暮らしを整えること

玄関は、家の中で最も「外」と「内」をつなぐ場所。

だからこそ、この場所を整えることで、日々の気持ちも整い、暮らし全体に心地よい流れが生まれていきます。


・香りで整える

・誰でも戻しやすい収納

・回遊性のある、使いやすい動線

・自然と片付く仕組み

・彩りと心地よさを演出する


これらが揃うと、玄関はただの通り道ではなく、”暮らしの質を高める場所”へと変わります。

家に帰ると安らぎ、出かけるときには、楽しい気持ちになる。

小さな改善が、これからの暮らしに彩りと穏やかさを届けてくれます。そんな、毎日の生活に寄り添う玄関づくりを一緒に始めてみませんか。